ウエスができるまで
藤山の作業内容
ここからは、ウエス(※1)の製造・販売の過程を説明いたします。
※1・・・ウエスとは、工業用ぞうきんの名称で、主に工場で稼働している機械等のメンテナンスに用いられます(汚れや油を拭き取るためのぞうきんのことです)。
1. 仕分け
購入した古着を商品の種別に合わせて仕分けをします。
2. ハサミ裁断
ハサミを使い、衣類に付いている付属品(ボタン、タグ、ファスナーなど)を取り除きます。
3. 機械裁断
裁断機を使い、衣類に付いている付属品(ボタン、タグ、ファスナーなど)を取り除きます。
ハサミ裁断では切り難い硬めの衣類も裁断します。
4. 検針機
ハサミ裁断、機械裁断で裁断した衣類を検針機に掛け、付属品が残ってないか確認をします。
5. 伸ばし作業
検針機を通過した衣類を1枚ずつ丁寧に伸ばします。サイズ、汚れなど検針機で確認できない細部を確認していきます。
6. 包装作業
伸ばした衣類を規格に合わせて袋詰めしてきます。(1キロ、1.5キロ、2キロ、5キロなど)
再度の確認として袋詰めしたウエスに検針機を掛けます。
7. 結束作業
検針機(2回目)を通過したウエスを圧縮し、それぞれの規格に合わせて束にしていきます。(5キロ、10キロなど)
8. 配達・古着回収
職員と利用者がペアとなり、出来上がったウエスを企業に配達しています。(配達に行くことにより社会との接点を増やしていくことで社会生活訓練の一環になります)。同時に企業や個人宅から出る古着の無料回収をおこないます。
※実習期間は職員がサポートし、基本的に≪2.ハサミ裁断≫≪5.伸ばし作業≫を行います。
その他の作業は実際に入られて本人の意思を尊重し、話し合いながら調整していきます。
最初は作業方法など職員がサポートをおこないます。